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挑戦するフェミニズム ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて

出版社名 有斐閣
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-641-17499-3
4-641-17499-7
税込価格 3,190円
頁数・縦 322P 22cm

商品内容

要旨

フェミニズムは今、何を議論すべきか。資本主義が変容した社会で起きている新たな課題とは。次の理論形成へ向けて、第一線の研究者が集結!

目次

序章 今フェミニズムは何を議論するべきなのか―ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて
第1章 再生産費用の分配公正を求めて―家父長制と資本制・その後
第2章 グローバル資本主義と再生産領域の金融化―「フェミニズムの相貌を気取る新自由主義」を異化するフェミニズムを
第3章 資本主義批判としてのフェミニズム―マルクス主義フェミニズムを振り返る
第4章 生産中心主義批判から、リベラリズムとの対抗へ―第二波フェミニズム理論はいかに継承されてきたか
第5章 「男性稼ぎ主」型が命と暮らしを毀損している―社会政策の比較ジェンダー分析による洞察
第6章 ケアの再公共化とフェミニズムの政治―福祉国家・ケア・新自由主義
第7章 女性の貧困の再考察―長期時系列データから
第8章 女性労働のゆくえ―能力発揮をフェミニズムはどのようにとらえるか
第9章 フェミニズムと戦争・軍隊―21世紀の新たな難問
第10章 フェミニズムの新自由主義化に抗う―女性解放の現代的課題

出版社・メーカーコメント

フェミニズムは何と格闘し 何を獲得してきたのか。資本主義が変容した社会で今起きている新たな課題とは。労働と再生産 家父長制 ケア 国家と女性の権利などの論点を現代的視点で再考し 次の理論形成へ向けて 第一線の研究者が集結。渾身のメッセージ。

著者紹介

上野 千鶴子 (ウエノ チズコ)  
東京大学名誉教授
江原 由美子 (エハラ ユミコ)  
東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)