• 本

日本赤十字社と皇室 博愛か報国か

歴史文化ライブラリー 505

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-642-05905-3
4-642-05905-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 179P 19cm

商品内容

要旨

日本における赤十字による救護活動は、皇室の全面的な保護のもと普及した。日露戦争から第二次世界大戦にいたる過程で、国際主義と国家主義のはざまに立ち、国民統合装置としてゆるやかに近代日本を支えた側面を描く。

目次

二つの質問―プロローグ
アジアで最初の赤十字社
昭憲皇太后と赤十字
劇場としての戦争
太平洋戦争期の日本赤十字社
赤い十字運動の原則と実践―エピローグ

出版社・メーカーコメント

戦争の悲惨さが増した近代、西欧社会でうまれた赤十字運動は日本にどう根付いたのか。皇室の全面的な保護のもと、標章はキリスト教を由来としない非宗教的なものであると強調し、その戦時救護活動が普及。日露戦争から第二次世界大戦にいたる過程で、国際主義と国家主義のはざまに立ち、国民統合装置としてゆるやかに近代日本を支えた側面を描く。

著者紹介

小菅 信子 (コスゲ ノブコ)  
1960年、東京都生まれ。1992年、上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。現在、山梨学院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)