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王朝貴族と外交 国際社会のなかの平安日本

歴史文化ライブラリー 567

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-642-05967-1
4-642-05967-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

諸国の勃興と衰退がめまぐるしい東アジア情勢において、消極的政治外交をとった日本。対外的な軍備を欠くなか、公卿たちはいかなる審議を重ね、外国への対応を協議したか。彼らが従った法と規範、国際感覚を読み解く。

目次

平安時代の歴史像と対外世界―プロローグ
刀伊の入寇と王朝貴族(刀伊の入寇からみた外交関係
東北アジア情成からみた刀伊の入寇 ほか)
朝鮮半島と平安時代の日本(九世紀の日本と朝鮮半島
十世紀の半島情勢と「積極的孤立主義」 ほか)
五代十国から宋の中国統一と日本(呉越との交流
宋初の中国と日本 ほか)
王朝貴族の自己意識と対外観(高麗医師派遣要請問題
日本の返牒と対外観 ほか)
後白河法皇と平清盛の外交(南宋の成立と日本
後白河・清盛の日宋交渉の舞台裏)
王朝貴族の外交のゆくえ―エピローグ

出版社・メーカーコメント

契丹、宋、高麗、女真(じょしん)…。諸国の勃興と衰退がめまぐるしい東アジアにおいて、日本は国家としていかなる政治的交流をもったのか。諸国の情勢、歴史認識、国防などから、友好と対立に揺れた平安時代の外交を明らかにする。使節が来日するたびに、審議を重ねて対応を協議した公卿たちが従った法と規範や、国際感覚を読み解き、新たな歴史像を描く。

著者紹介

渡邊 誠 (ワタナベ マコト)  
1977年、岡山県に生まれる。現在、広島大学大学院人間社会科学研究科准教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)