• 本

阪神・淡路大震災から私たちは何を学んだか 被災者支援の30年と未来の防災

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7664-3002-8
4-7664-3002-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 199,7P 19cm

商品内容

要旨

「想定外」にどう備えるか。阪神・淡路大震災から30年。未曾有の被害をもたらした原因は何だったのか。東日本大震災、能登半島地震、世界の事例をもとに、日本特有の防災対策システムの限界を指摘し、改革を提言する。

目次

第1章 なぜ「大震災」になったのか―「失敗」から振り返る阪神・淡路大震災(1995年)(なぜ大震災になったのか
想定に基づく防災計画の落とし穴 ほか)
第2章 国は被災者をどう支援するのか―トルコのマルマラ地震(1999年)とカフラマンマラシュ地震(2023年)(被災者支援における国の役割
被災者支援システムは国によってどう違うか ほか)
第3章 支援がもたらした「第二の津波」とは何か―備えなきインド洋津波災害(2004年)の混乱(全く想定されていなかった大地震津波災害
内戦と大震災に揺れたアチェ ほか)
第4章 防災対策の限界をどう乗り越えるか―東日本大震災(2011年)が伝える津波災害と避難の課題(防災対策の限界
災害発生直後は目の前の課題に対処することで精一杯 ほか)
第5章 「いつ」と「もしも」をつなぐ未来の防災―能登半島地震(2024年)から考える課題と提言(多様化する支援の担い手
能登半島地震における支援の課題 ほか)

著者紹介

阪本 真由美 (サカモト マユミ)  
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授。在エル・サルヴァドル日本大使館、国際協力機構(JICA)で国際協力に携わった後に京都大学大学院博士後期課程修了。博士(情報学)。人と防災未来センター主任研究員、名古屋大学減災連携研究センター特任教授を経て現職。ひょうご震災記念21世紀研究機構理事、日本災害復興学会理事。令和6年防災功労者防災担当大臣表彰受賞。専門は、減災コミュニケーション、防災教育、国際防災、地域防災(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)