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生命(いのち)の谺川端康成と「特攻」

出版社名 現代書館
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-7684-5916-4
4-7684-5916-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 342P 20cm

商品内容

文学賞情報

2022年 第35回 和辻哲郎文化賞・一般部門受賞

要旨

1945年4月、川端康成は鹿児島県鹿屋の特攻基地に降り立った。没後50年、初めて問われる文豪の「特攻」体験。

目次

赤い靴を履いた海軍少佐
私信が語る川端の「特攻」体験
記録、証言に見る報道班員・川端康成
特攻の町、鹿屋
『英霊の遺文』
川端が出会った特攻隊員たち その一
川端が出会った特攻隊員たち その二
『生命の樹』
「特攻」体験から『生命の樹』へ
「特攻」体験の揺曳―『虹いくたび』を中心に
再びの鹿屋、忍び寄る「特攻」
「特攻」に死す。三島由紀夫との葛藤
生と死の坩堝に

著者紹介

多胡 吉郎 (タゴ キチロウ)  
作家。1956年生まれ。東京大学文学部国文学科卒。1980年、NHK入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。ロンドン勤務を最後に2002年に独立、英国を拠点に文筆の道に入る。2009年に帰国、活動拠点を日本に移す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)