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人間と世界

出版社名 本の泉社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7807-2225-3
4-7807-2225-X
税込価格 2,800円
頁数・縦 255P 22cm

商品内容

要旨

人間はなにゆえに人間であるのか―ルビンシュテインがソ連政府の迫害にめげず、生涯かけて究明しようとした命題の深奥を追尋する名著、初の本邦訳。

目次

エス・エリ・ルビンシュテイン伝記 カ・ア・アブリハーノワ(人間と世界)
エス・エリ・ルビンシュテイン カール・マルクスの諸労作における心理学の諸問題

出版社・メーカーコメント

人間はなにゆえに人間であるのか セルゲイ・レオニドヴィチ・ルビンシュテインはソビエト連邦時代を代表する心理学者、哲学者(1889〜1960)。20歳のときドイツに移住、ベルリン大学、フライブルグ大学、マールブルグ大学で学ぶ。1940年『一般心理学の基礎』は高く評価されてスターリン賞が授与された。のち迫害されて社会的地位を失うが、めげることなく旺盛な執筆活動に取り組む。本書はルビンシュテインが生涯かけて究明しようとした命題の深奥を追尋する名著である。本邦初訳。なお「カール・マルクスの諸労作における心理学の諸問題」(1935年)を併載。また、巻頭にカ・ア・アブリハーノワ「エス・エリ・ルビンシュテイン伝記」を掲げる。 哲学者・思想家のルビンシュテインがソ連政府の迫害にめげず、生涯かけて究明しようとした命題の深奥を追尋する名著。本邦初訳。 〈帯文〉人間はなにゆえに人間であるのかールビンシュテインがソ連政府の迫害にめげず、生涯かけて究明しようとした命題の深奥を追尋する名著、初の本邦訳

著者紹介

ルビンシュテイン,セルゲイ・レオニドヴィッチ (ルビンシュテイン,セルゲイレオニドヴィッチ)  
1889年オデッサに生れ、1960年死去。ソビエト連邦時代を代表する心理学者、哲学者。20歳のとき、ドイツに移住し、ベルリン大学、マールブルク大学等で、哲学、心理学等を学ぶ。1913年、オデッサに戻り、家庭を支えるべく中学教師となる。1920年、オデッサ教育大学で論理学、心理学等教える。1930年、レニングラードに移住し、ゲルツェン名称教育研究所の心理学講座主任となる。1941〜1942年、もっとも困難な冬、ドイツ軍によるレニングラード封鎖のとき、そこに*残り、授業の持続化、レニングラード防衛のために尽力。1940年の『一般心理学の基礎』は高く評価され、スターリン賞が授与される。心理学の歴史上第1号のソ連科学アカデミーの準会員になる。1942年、モスクワに呼ばれモスクワ国立大学に心理学講座を創設。40年代後半、ルビンシュテインに対する迫害のなかで『心理学の哲学的基盤』は完成していたが組版が破壊される。しかしこれに屈することなく、50年代後半、3年続けて3冊の書物を公刊
小野 隆信 (オノ タカノブ)  
1950年、岡山に生れる。元大学教員。人格心理学、教育哲学専攻。関西唯物論研究会会員、教育科学研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)