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森のきのこを食卓へ 里山で、家で、おいしく楽しむ小規模栽培

出版社名 築地書館
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-8067-1672-3
4-8067-1672-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 269P 19cm

商品内容

要旨

大型施設での大量生産体制により、きのこは価格・流通両面で身近なものになってきた。しかし一方で、家族経営などの中小規模生産者は次々と閉業している。多様で味わい深いきのこを未来に残すために、研究者として何ができるだろうか?きのこが秘める可能性への熱いまなざし、そして試行錯誤を重ねながら一歩ずつ前に進んでいく姿勢が、実践可能で持続可能な栽培法を見出していく。「おいしさとは何か」という根本的な問いから消費者に届ける流通・販売法まで、綿密な調査研究から導き出された「楽しくておいしい」きのこ生産の手順を徹底解説。

目次

第1章 きのこ業界の流れを変える
第2章 多様な栽培法を探る―森林からの遺伝資源探索と栽培試験から
第3章 「おいしさ」を追求する―ナメコの味の見える化
第4章 里山を宝の山にする
第5章 おいしいきのこをおいしく届ける―地域を循環する経済への貢献
第6章 きのこを楽しむ
第7章 きのこを集め、つないでいく

著者紹介

増野 和彦 (マスノ カズヒコ)  
1957年長野県佐久町(現・佐久穂町)生まれ。新潟大学農学部林学科を卒業後に、長野県職員。長野県林業総合センター特産部技師、研究員、主任研究員を経て、研究技監兼特産部長で定年退職。その間、主にきのこの育種および栽培技術の開発に従事する。退職後も再任用職員などで同センターに在籍。現在、一般社団法人日本きのこマイスター協会の理事、農林水産省の種苗法に基づく現地調査員、日本特用林産振興会のきのこアドバイザー研修・登録委員会委員を務めている。日本きのこ学会技術賞(2019)、森喜作賞(2019)、日本木材学会地域学術振興賞(2013)、日本木材学会技術賞(2008)、日本林業技術協会林業技術賞(2003)などを受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)