商品内容
要旨 |
渓畔林・河畔林の樹木と長年向き合ってきた著者が、個々の樹種の生態から水辺林保護のポイントまでやさしく解説。渓流や河川沿いに分布する「水辺林」は洪水などの撹乱を機に更新してきたが、河川開発にともなう流路の固定化によって、その貴重な更新機会の多くを失った。そして、在来種が少なくなった水辺には強い繁殖力をもつ外来樹種が侵入し、その伐採に多くの手間と時間が割かれている。科学的な根拠や長期的な視点抜きで行われる伐採などの河川管理や開発は、人と自然双方に厳しい結果をもたらしかねない。本書では、水辺林保全と再生への足がかりとして、水辺の樹木の不思議な生存戦略、外来樹種の管理抑制方法、水辺林保護の具体例などを紹介する。 |
---|---|
目次 |
第1章 失われる水辺林 |