商品内容
要旨 |
“動物と一緒に野宿旅”という前代未聞の冒険に挑戦し続ける春間豪太郎さん。春間さんと動物たちを数々の試練が待ち受ける!“モロッコ”暴れん坊のロバと1000キロの冒険?“キルギス”羊と犬と一緒にマイナス14度の山で野宿?“チュニジア”しゃく熱の砂漠でラクダに乗ったぼくが見たものは?予期せぬトラブルも、動物たちと力を合わせて乗り越えていく感動ノンフィクション! |
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目次 |
第1章 モロッコで行商人にあこがれ冒険!(冒険のはじまり |
出版社・メーカーコメント
本書は、冒険家である春間豪太郎氏による小学校高学年から中学生向けの初の児童書である。子どもが読んでわくわくするような冒険譚を中心に描きつつ、生きづらさを抱えたり、自己肯定感が低くなったりしている子どもたちの気持ちに寄り添うようなメッセージが盛り込まれている。著者は並外れた記憶力や集中力や問題解決能力を発揮する一方で、感受性が強く、幼少期からそれが原因で自己肯定感や自分の存在価値を見失っていた。その後、自分が納得できるような理想の人間になり存在意義を見つけるために、さまざまなスキルを身につけ冒険を続けた。そして、2019〜2020年にラクダに乗って砂漠を旅したことで、一つの達成感を得たという。現在は、年老いたときの冒険で,補助的な役割を果たすロボットを研究・開発するため、筑波大学理工学群に在学中である。困っている子どもや他の子どもとは異なる特性をもつ子どもが行き場をなくしてしまっている問題がある。そうした生きづらさを抱えて、どうしていけばよいか困っている子どもたちの救いになるような本である。実際に冒険家として訪れた場所、そして人や動物との出会いを写真やイラストを使って、冒険の楽しさを伝えている。その中で、それぞれの冒険・出来事が著者の人生観にどのような影響を与えたか、著者と同じように生きづらさを感じつつ、今を一生懸命生きようとしている子どもたちに対して生きるヒントを与えられるような一冊になっている。