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もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら

出版社名 木楽舎
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-86324-150-3
4-86324-150-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 265P 21cm

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要旨

地域振興、まちづくりのために、住民同士が交流できる“居場所”としての「コミュニティスペース」を設ける事例が増えている。だが、せっかくの「場」を活性化し、有機的に活用するのは簡単ではない。その点、千葉県流山市に2018年に誕生した「machimin」は、「人」を重視した運営で成功しているようだ。本書では、流鉄流山線の流山駅舎にある旧タクシー車庫を改装して作られたコミュニティスペースであるmachiminを運営する著者が、開設までの経緯、同スペースの目的および意義・考え方、実際の活動内容などについて語っている。machiminは、単なる居場所ではなく、地域住民が自らの“好き”や“得意”をもとに多様なイベントなどに主体的に関わることを自らの学びや成長、発見に結びつける、「人材育成」の場だという。その発想は、著者が自らを「株式会社流山市の人事部長」であると仮定し、まちの課題を解決する人材育成・人材配置を“妄想”することから生まれた。著者は、machiminの運営会社である(株)WaCreation代表取締役社長。(株)リクルートで、営業・人事・企画を経験し、2018年1月から現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年1月27日]

商品内容

要旨

市長が経営者、市民が従業員で、わたしがまちの人事部長だったら。どんな人材育成・配置をすればまちの課題は解決していくのだろうか…?―彼女の妄想が、行政を、学校を、企業を、そして、あなたを動かしていく。流山市長、井崎義治さんとの対談も掲載。

目次

1 流山市に移住。machiminをはじめるまで(ドラッカーと部活動 人材育成にハマる
ボランティアをきっかけに、流山市とつながる ほか)
2 machiminという“場”はどのように育ったか(なぜ、流山市を株式会社にたとえるのか
「ヒト」を育てるための研修を行うメソッド ほか)
3 machiminにはなぜ人が集まるのか(まちを学校にするために センセイを集め、育て、実践する
糸かけ数楽(すうがく)アートで、数学の神秘に気づく―あそびとくらすラボ ほか)
4 machiminをアップサイクルさせる仕掛けをつくる(プロジェクトを再定義「本みりん研究所」に
働き盛りの男性・子育て中の父親が地域にかかわる方法の模索 ほか)
5 machiminが多拠点に進化・発展する(研修を終えるタイミング―ヒトの自立
人材育成におけるキーパーソン、橋本文さん ほか)

著者紹介

手塚 純子 (テズカ ジュンコ)  
(株)WaCreation代表取締役社長(本社:千葉県流山市)。1983年大阪生まれ。大阪府立北野高等学校卒業後、神戸大学経営学部入学。体育会アメリカンフットボール部で組織マネジメントを実践し、人や組織のおもしろさにどっぷりはまる。ゼミは人的資源管理を専攻。新卒で(株)リクルートに入社し、営業・人事・企画を経験。ビジョン策定浸透・採用・人材育成などの分野でプロデュースを強みとする2児の母。第二子の育休中に起業。2017年6月より流山市子ども・子育て会議委員、2019年4月より国立大学法人千葉大学非常勤講師、2020年4月より千葉県立特別支援学校流山高等学園学校運営協議会委員、2020年7月より柏市教育福祉会館運営支援コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)