
このジャンルの予約商品
昭和 絶滅危惧職業の人々 秋山真志 | 2025年11月20日 発売予定 |
---|---|
斎藤一人 ツキすぎる「すごい言霊」 斎藤 一人 みっちゃん先生 | 2025年10月17日 発売予定 |
池上彰が七賢人と考えた 世界の読みかた、未来のみかた 池上 彰 | 2025年10月24日 発売予定 |
懲役社長 草間 清隆 | 2025年11月27日 発売予定 |
ミクロ探検隊!からだの中の細菌ワールド − 口からおしりまで大冒険 植松 智 | 2025年12月1日 発売予定 |
なぜ人の体はこんなにつくりが悪いのか ーー2足歩行で起こった人体の不合理に迫ってみよう 飯島 治之 | 2025年12月1日 発売予定 |
富岡多惠子の革命 島崎今日子 | 2025年11月20日 発売予定 |
(仮)SHOーTIME 4.0 ビル・プランケット タカ大丸 | 2025年12月24日 発売予定 |
雨の日に晴れのシーンの撮影があったら 飯塚 健 | 2025年12月4日 発売予定 |
出版社・メーカーコメント
ときは田中内閣。福祉元年(‘73)後に巻き起こった、あの「福祉見直し論」とは一体何だったのか。新鋭の研究者によって、この疑問がついに解き明かされた。本書は、700以上の文献から当時の政治過程を描写し、自民党内における福祉見直し論の系譜と、その出現要因を分析した、圧巻の学術論文である。佐藤内閣の「経済と福祉の調和」路線、田中内閣の「列島改造型」福祉、三木内閣の「安定成長型」福祉など、各政権の福祉政策の特徴をすべて明らかにする。戦後の国会で、石橋首相が初めて「福祉国家」建設を表明したこと、福祉国家ではなく、「福祉社会」建設が’60年代の財政演説で述べられていたことを、本書は事実の流差に添ってつぶさに解説する。第一次オイルショック以前から、予算建議で「財政抑制」の指摘があったこと、三木内閣以前から「日本型福祉社会」が提唱されていたことも証明し、本書はあっさりと先行研究を覆す。当時の革新福祉と地域福祉の関係なども解き明かしながら、先のテーマの分析に切り込んでいく。そして、’70年代半ばの「福祉国家」の見直しが、現在へ続く「地域共生社会」の起点であることをも明らかにする。まさに、これまでの福祉政策の概念を超越した内容となっている。社会政策、日本政治、社会福祉、福祉国家論等を語るうえで必読の一冊である。