カフネ
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年5月 |
ISBNコード |
978-4-06-535026-3
(4-06-535026-3) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 302P 19cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全3件
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カフネ
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
2025年本屋大賞受賞作である。ここには様々な事情で息苦しさと向き合いながら生きていく人たちに、そっと寄り添うささやかな関わりが描かれている。小さな波大きな波を乗り越えていく登場人物の日常に引き込まれながら読み進んでいく。根っこに社会派の骨太さが貫かれていることも作品の魅力を膨らませている。
書店員が読ませたいと思うにふさわしい、小説を読む喜びを実感できる作品といえるだろう。ほのかな希望が元気をもたらしてくれることに気づかされる。(2025年5月6日)
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食を通じて、愛を育む、切なくもやさしくなれるお話。
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- ラピタ書店 (島根県出雲市)
2025年本屋大賞受賞作品。
カフネとは、ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ」を意味する言葉
主人公野宮薫子は、離婚をきっかけに荒んだ生活を過ごす中、年の離れた弟の急死に伴い、遺産問題処理のため、弟の元恋人小野寺せつなに会うことになる。
頑な拒むせつなに憤りを感じる薫子。
しかし、薫子の荒んだ生活を目にしたせつなは、彼女に料理を振る舞い、大きな感動を覚える。彼女の料理を通して、せつなが勤めている「家事代行サービス」を手伝うことになる。
その活動を通して、野宮薫子の「心理の変化」と「人間関係の在り方」は、切なくも優しい気持ちになれます。そして、弟の元恋人の小野寺せつなの今後の関係は…(2025年5月2日)
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大人のための優しい物語、今ここに。
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- 高村書店 (岩手県二戸市)
“カフネ”――愛する人の髪に優しく触れる、ポルトガルの言葉。
一冊の本が、心に静かに寄り添い、そっと癒してくれる。
過去と現在、別れと再生を描く、切なくも優しい物語。
静けさの中にある深い想いに、
あなたの心がそっと揺れる――。(2025年4月17日)
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商品内容
文学賞情報 |
2024年
第8回
未来屋小説大賞受賞 |
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要旨 |
一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添っている。法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。 |
出版社・メーカーコメント
おいしいと思える。ただそれだけで、うれしい。法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。