スイッチ・ライフ
出版社名 | 朝日新聞出版 |
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出版年月 | 2025年10月 |
ISBNコード |
978-4-02-252090-6
(4-02-252090-6) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 373P 19cm |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 誰しも一度くらいは、もし男に生まれていたら、とか、もし女に生まれていたら、と考えたことがあるのではないでしょうか。そんなことを一度でも考えたことがある人は、ドンピシャではまれる物語だと思います。よくある入れ替わりもののハチャメチャな面白さがありつつ、男として生きるとは、女として生きるとは、にまつわる諸々がとてもリアルに描かれていて、考えさせられる点も多々あるところがとてもよかったです。また、トキメキの要素やサスペンスの要素などがうまーく混ざり合っていて、読み物として誰が読んでも面白い、そんなふうにも思いました。
おすすめ度 性が逆転したらどうなるだろう?それも経歴・家族・仕事・友人関係はそのままで・・・私たちが日常のなかで感じる「チクリとした痛み」「言葉にできないモヤモヤ」「思い込みから発言してしまう」などが、柔らかくそして鋭く織り込まれているこの物語。共感と臨場感に襲われながら、いつのまにか理緒と由弦の2人を心から応援している自分に気付く。どちらもわかる。そして友だちの言葉や友だちへの違和感なども、ああこれそうだよ、あるよね。と思いながら読み進めると意外なる展開に。2人のこれからを考えると、心が温かくなる。そして本を閉じる瞬間が惜しくなってしまった。
おすすめ度 男だから女だからじゃない。男でも。女でも。ありのままの自分を大切にして主張して良いと教えてくれました。少し前なら共感する人は少なかったかもしれないけれど、今の時代だからこそこんなふうに憤りを感じることが沢山あるはず!共感できるポイントが少なからずあるのでは?今を生きる全ての人におすすめしたいと思える作品でした。2人の歩むこれからの世界が、あたたかく寄り添っているものだったら良いなと思いました。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
出版社・メーカーコメント
興味のない婚活パーティーに半ば強引に参加させられた、保育士の理緒。そこで会社員の由弦と出会うが、些細な誤解から暴言を吐かれてしまう。翌日、何故かふたりは「経歴も仕事も家族構成も同じだが自分たちの性別だけが逆転」してしまっていた。これまでと同じ仕事をしていても、“男である”というだけでクレームが入り、 “女である”というだけでセクハラをされる。今まで味わったことのない不自由さを感じる中で、ふたりは自分の無意識に潜んでいた性別への偏見にも気づき始め……