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ネット怪談の民俗学

ハヤカワ新書 033

出版社名 早川書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-15-340033-7
4-15-340033-5
税込価格 1,276円
頁数・縦 322P 18cm

商品内容

要旨

「きさらぎ駅」「くねくね」「三回見ると死ぬ絵」「ひとりかくれんぼ」「リミナルスペース」など、インターネット上で生まれ、匿名掲示板の住人やSNSユーザーを震え上がらせてきた怪異の数々。本書ではそれらネット怪談を「民俗(民間伝承)」の一種としてとらえ、その生態系を描き出す。不特定多数の参加者による「共同構築」、テクノロジーの進歩とともに変容する「オステンション(やってみた)」行為、私たちの世界と断絶した「異世界」への想像力…。恐怖という原始の感情、その最新形がここにある。

目次

第1章 ネット怪談と民俗学
第2章 共同構築の過程を追う
第3章 異世界に行く方法
第4章 ネット怪談の生態系―掲示板文化の変遷と再媒介化
第5章 目で見る恐怖―画像怪談と動画配信
第6章 アナログとAI―二〇二〇年代のネット怪談

出版社・メーカーコメント

ネット怪談はどのように発生し、伝播するのか。きさらぎ駅、くねくね、リミナルスペース……ネット民たちを震え上がらせた怪異の数々を「共同構築」「異界」「オステンション(やってみた)」など民俗学の概念から精緻に分析、「恐怖」の最新形を明らかにする

著者紹介

廣田 龍平 (ヒロタ リュウヘイ)  
1983年生まれ。法政大学ほか非常勤講師。専攻は文化人類学、民俗学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)