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この夏の星を見る 上

角川文庫 つ14−5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-04-116291-0
4-04-116291-2
税込価格 902円
頁数・縦 326P 15cm
シリーズ名 この夏の星を見る

商品内容

要旨

2020年春、コロナ禍によっていつも通りはすべて消えた。天文部の亜紗は茨城県立高校の2年生。部活動の制約が多い中、スターキャッチコンテストの開催を模索していた。真宙は渋谷区立中学に入学したが、日々を憂い、「コロナ、長引け」と念じていた。円華は長崎県五島列島の高校3年生。吹奏楽部の活動が制限される中、級友に天文台に誘われる。離れた場所に住む中高生たちは星についての活動を通じて、やがてつながっていき…。

出版社・メーカーコメント

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる−−。

著者紹介

辻村 深月 (ツジムラ ミヅキ)  
2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)