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銀の海金の大地 3

集英社オレンジ文庫 ひ6−3 氷室冴子セレクション

出版社名 集英社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-08-680613-8
4-08-680613-4
税込価格 770円
頁数・縦 263P 15cm
シリーズ名 銀の海金の大地

商品内容

要旨

佐保彦から「滅びの子」と詰られ昏倒した真秀は、若き日の日子坐がなした恐るべき陰謀、そして日子坐と母・御影の出会いを夢にみる。目覚めた真秀は佐保彦のもとへ走り「あたしたちをそっとしておいて」と訴えるが、かえって激しい憎悪を浴びせられる。果てしない憎しみの連鎖。なのにどうしてあたしは彼を憎みきれない!?真秀は己の思いがけない心に気づいて…。

出版社・メーカーコメント

真秀がみた神夢−−。それは血塗られた過去であり、母・御影の優しく悲しい初夏の記憶・・・愛と憎しみ渦巻く古代ファンタジー、ますます加速する第3巻!大王の使者として息長を訪れた佐保彦から「滅びの子」と詰られ昏倒した真秀は、若き日の日子坐がなした恐るべき陰謀、そして日子坐と母・御影の出会いを神夢に見る。目覚めた真秀の前に現れたのは、佐保彦の伴人・速穂児だった。速穂児によって佐保の人々が自分のことも御影のことも、兄・真澄のことも疎んじていると思い知らされた真秀は、衝動的に佐保彦のもとへ走るが、かえって激しい憎悪をぶつけられる。打ちひしがれ、我を失った真秀を抱き上げたのは、美知主の弟であり、息長の首長である真若王だった。だがそれは、真秀を救うためではなく・・・!?果てしない憎しみの連鎖に囚われ、互いを憎まざるを得ない真秀と佐保彦。なのにどうして、あたしは彼を憎みきれない!?真秀の心は千々に乱れて−−?巻末解説:町田そのこ

著者紹介

氷室 冴子 (ヒムロ サエコ)  
’57年北海道岩見沢市生まれ。’77年『さようならアルルカン』で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞、作家デビュー。80年代から90年代にかけコバルト文庫の看板作家として活躍、一時代を築き上げる。2008年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)