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NOISE 組織はなぜ判断を誤るのか? 下

出版社名 早川書房
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-15-210068-9
4-15-210068-0
税込価格 2,310円
頁数・縦 322P 20cm
シリーズ名 NOISE

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要旨

『NOISE〔上〕 組織はなぜ判断を誤るのか?』で分析された、ビジネスにおける意思決定や医師の診断、裁判官の量刑判決などに発生しがちな「判断のばらつき」である「ノイズ」。人間の力ではノイズをゼロにするのは難しいが、減らすための「判断ハイジーン」と名付けられた手法があるという。さまざまな場面における判断のエラーを引き起こす「ノイズ」にスポットを当てる本書。その発生原因や性質、分類などについて詳述した上巻に続く下巻では、ノイズを予防するために著者らが提唱する「判断ハイジーン」の原則と具体的手順を紹介している。「ハイジーン」は「衛生管理」を意味し、「判断ハイジーン」は、手洗いといったウイルス感染症対策のように、特定できないノイズという「敵」の発生を未然に防ぐためのものだという。著者のダニエル・カーネマン氏はプリンストン大学名誉教授で2002年にノーベル経済学賞受賞。オリヴィエ・シボニー氏はフランスHEC経営大学院教授。キャス・R・サンスティーン氏はハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよび、オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務めた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年1月17日]

商品内容

目次

第4部 ノイズはなぜ起きるのか(承前)(パターン
ノイズの原因)
第5部 よりよい判断のために(よい判断はよい人材から
バイアスの排除と判断ハイジーン ほか)
第6部 ノイズの最適水準(ノイズ削減のコスト
尊厳 ほか)
まとめと結論 ノイズを真剣に受け止める
ノイズの少ない世界へ

出版社・メーカーコメント

保険料の見積りや企業の人事評価、また医師の診断や裁判など、均一な判断を下すことが前提とされる組織において判断のばらつき(ノイズ)が生じるのはなぜか? フェアな社会を実現するために、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な意思決定のあり方を考える

著者紹介

カーネマン,ダニエル (カーネマン,ダニエル)   Kahneman,Daniel
1934年生まれ、認知心理学者。プリンストン大学名誉教授。専門は意思決定論および行動経済学。2002年にはノーベル経済学賞を受賞
シボニー,オリヴィエ (シボニー,オリヴィエ)   Sibony,Olivier
フランスHEC経営大学院教授。25年にわたって、パリとニューヨークでマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニア・パートナーを務めた
サンスティーン,キャス・R. (サンスティーン,キャスR.)   Sunstein,Cass R.
1954年生まれ、ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務め、またバイデン政権では国土安全保障省の上級参事官に任命される
村井 章子 (ムライ アキコ)  
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)