• 本

内発的発展論

出版社名 東京大学出版会
出版年月 1989年3月
ISBNコード 978-4-13-050100-2
4-13-050100-3
税込価格 3,190円
頁数・縦 268P 20cm

商品内容

要旨

21世紀を目前にしたわれわれの地球は、生態系破壊、貧困・飢餓、核・戦争の脅威などに象徴されるような、極めて深刻な危機の中にある。本書は、このような地球的規模の諸問題が、西欧型「近代化」の負の集積に起因することを明らかにしながら、この「近代化論」にとって代わることのできる新しい発展の道を、「地域」から発想しながら追究した、意欲的研究書である。

目次

第1部 内発的発展論とは何か(内発的発展論の起源と今日的意義
内発的発展論の系譜
新国際秩序と第三世界知識人―世界危機への対応能力としての知的創造性
非西欧的方法論の試み)
第2部 内発的発展を探る―その条件と実際的展開(開放定常系と生命系―江戸時代の水土思想からみた現代エントロピー論
ラテンアメリカの歴史的特質と内発的発展
内発的発展の模索―東南アジアNGOs・研究者の役割との関連で
地縁技術と地域自立運動―南アジアからの事例
アジアにおける内発的発展の多様な発現形態―タイ・日本・中国の事例)