
紀州 木の国・根の国物語
小学館文庫 中上健次選集 3
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 1999年1月 |
ISBNコード |
978-4-09-402613-9
(4-09-402613-4) |
税込価格 | 827円 |
頁数・縦 | 349P 16cm |
商品内容
要旨 |
著者の故郷であり、その数々の小説の舞台ともなった“根の国”紀州―そこは、神武東征以来、敗れた者らが棲むもう一つの国家であり、鬼らが跋扈する鬼州、霊気の満てる気州でもある。闇に眠る地霊を呼び起こすように、紀伊半島の土地土地を自らの肉体で経巡りながら、そこに生きる人々が生の言葉で語る“切って血の出る物語”の中に、隠国・紀州の光と影を鮮やかに現出させた峻烈なルポルタージュ。紀州とは?差別とは?日本とは?根源へと至る問いに貫かれた豊饒なる旅の記録が、中上文学の原点を解き明かす。他に、作家の源流を照らすエッセイ二編を併録。 |
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目次 |
紀州 木の国・根の国物語 |
出版社・メーカーコメント
"著者の故郷であり、その数々の小説の舞台ともなった""根の国""紀州──そこは、神武東征以来、敗れた者らが棲むもう一つの国家であり、鬼らが跋扈する鬼州、霊気の満てる気州でもある。そこに生きる人々が生の言葉で語る""切って血の出る物語""の中に、隠国・紀州の光と影を鮮やかに現出させた峻烈なルポタージュ。紀州とは? 差別とは? 日本とは? 根源へと至る問いに貫かれた豊穣なる旅の記録。解説・吉田 司。"