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百鬼園随筆

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2002年5月
ISBNコード 978-4-10-135631-0
4-10-135631-9
税込価格 781円
頁数・縦 362P 16cm
シリーズ名 百鬼園随筆

商品内容

要旨

漱石門下の異才・内田百〓の代表的著作のひとつに数えられるこの随筆集は、昭和8年に上梓されるや大いに評判を呼び、昭和初期の随筆ブームの先駆けとなった。漱石の思い出から自らの借金話まで、軽妙洒脱、かつ飄逸な味わいを持つ独特の名文で綴られた作品群は、まさに香り高い美酒の滋味妙味たっぷり。洛陽の紙価を高めた古典的名著が、読みやすい新字新かな遣いで新潮文庫に登場。

目次

短章二十二篇(琥珀
見送り
虎列刺 ほか)
貧乏五色揚(大人片伝
無恒債者無恒心
百鬼園新装 ほか)
七草雑炊(フロックコート
素琴先生
蜻蛉玉 ほか)

おすすめコメント

漱石門下の異才・内田百聞の古典的名著が待望の復刊!正・続そろって新潮文庫に登場です!!

著者紹介

内田 百〓 (ウチダ ヒャッケン)  
1889‐1971。本名・内田栄造。別号・百鬼園。岡山市に酒造家の一人息子として生れる。旧制六高を経て、東京大学独文科に入学。漱石門下の一員となり芥川龍之介、鈴木三重吉、小宮豊隆、森田草平らと親交を結ぶ。東大卒業後は陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学のドイツ語教授を歴任。1934(昭和9)年、法大を辞職して文筆家の生活に入った。初期の小説には『冥途』『旅順入城式』などの秀作があり、『百鬼園随筆』で独自の文学的世界を確立。俳諧的な風刺とユーモアの中に、人生の深遠をのぞかせる独特の作風を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)