• 本

パンデミックとたたかう

岩波新書 新赤版 1219

出版社名 岩波書店
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-00-431219-2
4-00-431219-1
税込価格 770円
頁数・縦 173P 18cm

商品内容

要旨

燎原の火のごとく広がる新型インフルエンザ。その世界的大流行は我々に何を問いかけているのか。小説家の想像力と専門家の洞察力とが切り結ぶ対話篇。いま必要なのは、過度に恐れず、適切に恐れることだ。根源を見すえた議論が、パンデミックに立ち向かう勇気と、冷静に対処する視座を与えてくれる。

目次

救える命を救うために(数ではわからないこと
感染症と病原性
つばがりの視点)
第1章 恐れと対峙する(公衆衛生の道へ
SARSでの体験
適切に恐れる
見えてくる被害
怖さを伝える)
第2章 パンデミックという経験(感染拡大は止められない
プロアクティブの重要性
致死率の難しさ
感染拡大の起こり方)
第3章 パンデミックを乗り越える(全体像をつかむ
情報をいかに発信するか
ポジティブに評価する社会性
被害を最小限に抑える
絶望しないこと)
第4章 想像する力(他者への想像力
フィールドから見えること
未来への想像力
おわりに―パンデミックを見すえるまなざし)

著者紹介

押谷 仁 (オシタニ ヒトシ)  
1959年生まれ。東北大学医学系研究科教授(微生物学分野)。専門は、ウイルス感染症の疫学研究、感染症対策。厚生省新型インフルエンザ専門家会議委員
瀬名 秀明 (セナ ヒデアキ)  
1968年生まれ。作家。東北大学薬学研究科博士課程修了。2009年まで、東北大学機械系特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)