戦争を知らない国民のための日中歴史認識 『日中歴史共同研究〈近現代史〉』を読む
出版社名 | 勉誠社 |
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出版年月 | 2010年12月 |
ISBNコード |
978-4-585-22007-7
(4-585-22007-0) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 271P 22cm |
商品内容
要旨 |
2010年1月、『日中歴史共同研究』の報告書が、戦後史の部分をのぞき公表された。これは、日中の首脳が決定し、国家レベルで推進したプロジェクトであり、両国間で初となる、公式の歴史対話であった。それは、様々な問題点を残しつつも、両国の現在の歴史認識の一致と差異を明確に浮き彫りにする、画期的な成果であるはずであった。しかしその後、日中間で発生した問題群が議論されるときに、この最新の達成であるはずの共同研究が参照され、その成果に言及されることはなかった。中国を知り、自国を知るために欠かすことのできない一級資料である『日中歴史共同研究』報告書にはなにが書かれているのか。それはなぜ無視されようとしているのか。将来の日中関係のため、報告書“近現代史”の意義と問題点を検証する。 |
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目次 |
第1部 成果と課題(総論―『日中歴史共同研究“近現代史”』をどう読むか) |
出版社 商品紹介 |
アジアの未来のために、学ぶべきこと。日中両国の歴史教育・報道・研究姿勢の問題を検討した「日中歴史共同研究」の意味を問う。 |