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文化財の価値を評価する 景観・観光・まちづくり

文化とまちづくり叢書

出版社名 水曜社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-88065-269-6
4-88065-269-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 203P 21cm

商品内容

要旨

市場に現れてこない価値や、文化財の周辺で生じてくる価値も含めて、どの程度かを推定することができれば、こういった様々な利害関係を適切に把握し、どの程度の規模の支援が必要なのか、あるいは妥当なのかがわかるのではないだろうか。さらに、便益の種類や受益者を特定できれば、より適切かつ持続的な支援のシステムを考察できるであろう。もちろん、文化財が持つ固有の価値そのものは、直接計測することは困難である。しかしながら、この価値を維持、保存することによって得られる便益を、何らかの形で推測することができないだろうか。この試みが本書の各事例研究である。

目次

第1章 文化財保護と地域づくり
第2章 富山県五箇山CVM調査から
第3章 広島県宮島
第4章 岐阜県高山市の文化的景観
第5章 滋賀県長浜市コンジョイント分析から
第6章 総括

著者紹介

垣内 恵美子 (カキウチ エミコ)  
政策研究大学院大学教授。東京大学法学士、シドニー大学経済学修士、東京大学工学博士。文部省入省後、文化庁文化政策室長、一橋大学教授などを経て、2004年より現職。パリ大学、トリノILOセンターなどで教鞭を執るほか、国土審議会政策部会委員など。2009年度計画行政学会論文賞受賞
岩本 博幸 (イワモト ヒロユキ)  
東京農業大学准教授。北海道大学大学院修了。農学博士。政策研究大学院大学助手を経て現職。専門は、農業経済学、環境経済学。主たる研究分野は、政策評価手法の開発
氏家 清和 (ウジイエ キヨカズ)  
筑波大学助教。筑波大学大学院修了。農学博士。政策研究大学院大学助手、東京大学助教を経て現職。専門は、農業経済学。主たる研究分野は、消費行動分析
奥山 忠裕 (オクヤマ タダヒロ)  
長崎県立大学講師。東北大学大学院修了。経済学博士。政策研究大学院大学研究助手、運輸政策研究所研究員を経て現職。専門は、環境経済学、公共政策。主たる研究分野は、政策評価
児玉 剛史 (コダマ ヨシフミ)  
宇都宮大学准教授。京都大学大学院修了。農学博士。専門は、農業経済学。主たる研究分野は、食料経済分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)