• 本

無慈悲な昼食

出版社名 作品社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-86182-372-5
4-86182-372-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 198P 20cm

商品内容

要旨

「タンクレド君、頼みがある。ボトルを持ってきてくれ」地区の人々に昼食を施す教会に、風変わりな飲んべえ神父が突如現われ、表向き穏やかだった日々は風雲急。誰もが本性をむき出しにして、上を下への大騒ぎ。神父は乱酔して歌い続け、賄い役の老婆らは泥棒猫に復讐を、聖具室係の養女は平修女の服を脱ぎ捨てて絶叫。ガルシア=マルケスの再来との呼び声高いコロンビアの俊英による、リズミカルでシニカルな傑作小説。

著者紹介

ロセーロ,エベリオ (ロセーロ,エベリオ)   Rosero,Evelio
1958年コロンビア・ボゴタ生まれの作家・詩人・ジャーナリスト。ポスト“ラテンアメリカ・ブーム”世代を担う小説家のひとり。コロンビアおよびメキシコで数々の文学賞を受賞しているが、2006年に『顔のない軍隊』でスペイン・トゥスケツ小説賞を受賞、「エル・パイス」、「ラ・バングアルディア」、「エル・ウニベルサル」、「エル・ペリオディコ」といったスペインの有力紙がこぞって絶賛したことをきっかけに、広くヨーロッパでその存在を知られるようになる。2009年には同作で英国「インデペンデント」紙外国小説賞を受賞、英国各紙誌からも高い評価を得た
八重樫 克彦 (ヤエガシ カツヒコ)  
1968年岩手県生まれ。ラテン音楽との出会いをきっかけに、長年、中南米やスペインで暮らし、語学・音楽・文学などを学ぶ。現在は翻訳業に従事
八重樫 由貴子 (ヤエガシ ユキコ)  
1967年奈良県生まれ。横浜国立大学教育学部卒。12年間の教員生活を経て、夫・克彦とともに翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)