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女ことばと日本語

岩波新書 新赤版 1382

出版社名 岩波書店
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-00-431382-3
4-00-431382-1
税込価格 880円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

女性の言葉づかいは「どうも最近、乱れてきた」と一〇〇年以上も嘆かれ続けている―「女ことば」は、近世から現代の日本社会の、価値や規範、庶民の憧れや国家イデオロギーを担って生き延びている、もうひとつの日本語なのだ。各時代のさまざまな言説と、言語学やジェンダー研究の知見から、「女ことば」の魅力と不思議を読み解く。

目次

女ことばという不思議
第1部 「女らしい話し方」―規範としての女ことば(マナー本は鎌倉時代からあった
ルールはどのように強化されるのか)
第2部 「国語」の登場―知識としての女ことば(男ことばの特別な男らしさ
「女学生ことば」誕生)
第3部 女ことば礼賛―価値としての女ことば1(「女ことばは日本語の伝統だ」
「日本語には女ことばがある」)
第4部 「自然な女らしさ」と男女平等―価値としての女ことば2(「女らしさ」と女ことば
日本語には、なぜ女ことばがあるのか)

著者紹介

中村 桃子 (ナカムラ モモコ)  
1955年東京生まれ。1981年上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻博士課程前期修了。専攻、言語学。現在、関東学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)