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日露戦争史 2

平凡社ライブラリー 840

出版社名 平凡社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-582-76840-4
4-582-76840-7
税込価格 990円
頁数・縦 427P 16cm
シリーズ名 日露戦争史

商品内容

要旨

陸戦、海戦、とにかく戦いにつぐ戦い。「君死にたまふことなかれ」の訴えもむなしく、遼陽・沙河の会戦、旅順要塞攻略戦での日本軍の死傷者は計十一万八千人を超える。死屍累々、言葉を失ったわたくしは、ただ「鬼哭啾啾」とくりかえすしかなかった。そして乃木希典という軍人は、あまりにも古武士的な、「日本型リーダー」以外の何ものでもなかった―。歴史的事実を知ることの重みを突きつける第二巻。

目次

捷報あり、悲報あり(民草は捷報を賀して…
吾に讎あり、艨艟吼ゆる ほか)
旅順・ウラジオ両艦隊との決戦(観戦武官と従軍記者
ジャック・ロンドンの怒り ほか)
旅順要塞攻撃と遼陽会戦(トルストイの非戦論
非戦闘員を避難せしむべし ほか)
「二〇三高地を攻略すべし」(「君死にたまふことなかれ」
民草のどんちゃん騒ぎ ほか)
旅順やっと陥落す(一戸旅団長の突撃
旅順艦隊の潰滅 ほか)

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『日本のいちばん長い日』『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、など多数。『昭和史1926‐1945』『昭和史 戦後篇1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。2015年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)