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〈ハイブリッドな親子〉の社会学 血縁・家族へのこだわりを解きほぐす

出版社名 青弓社
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-7872-3407-0
4-7872-3407-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 200P 19cm

商品内容

要旨

代理出産、特別養子制度、里親、児童養護施設などの事例から、多様化し複雑化する昨今の“親子”事情を丁寧に腑分けして紹介し、それぞれの現状と問題点を指摘する。血縁や実親子だけを軸に家族を考えることの弊害を明らかにして、ハイブリッドな親子関係がもつ可能性を描き出す。

目次

序章 「育児の社会化」を再構想する―実子主義と「ハイブリッドな親子関係」
第1章 代理出産における親子・血縁
第2章 特別養子制度の立法過程からみる親子観―「実親子」と「血縁」をめぐるポリティクス
第3章 「家族」のリスクと里親養育―「普通の家庭」というフィクション
第4章 「施設養護」での育児規範の「理想形の上昇」―一九六〇年代後半から七〇年代前半を中心に
終章 “ハイブリッド”性からみる「ハイブリッドな親子」のゆくえ―融合・反転・競合

著者紹介

野辺 陽子 (ノベ ヨウコ)  
1970年、千葉県生まれ。高知県立大学地域教育研究センター講師。専攻は家族社会学、アイデンティティ論、マイノリティ研究
松木 洋人 (マツキ ヒロト)  
1978年、兵庫県生まれ。大阪市立大学大学院生活科学研究科准教授。専攻は家族社会学
日比野 由利 (ヒビノ ユリ)  
1973年、京都府生まれ。金沢大学大学院医薬保健研究域医学系助教。専攻は社会学、生命倫理学
和泉 広恵 (イズミ ヒロエ)  
1972年、京都府生まれ。日本女子大学人間社会学部准教授。専攻は家族社会学、福祉社会学、親子関係
土屋 敦 (ツチヤ アツシ)  
1977年、静岡県生まれ。徳島大学総合科学部社会学研究室准教授。専攻は医療社会学、家族社会学、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)