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悪文 伝わる文章の作法

角川ソフィア文庫 E108−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-04-400081-3
4-04-400081-6
税込価格 880円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

文学賞情報

2023年 第6回 八重洲本大賞受賞

要旨

不用意な語順、たった一文字の助詞のちがい、身勝手な句読点の打ち方によって、日本語は読み手に届かないばかりか、誤解や行き違いをひきおこしてしまう。すらりと頭に入らない悪文の、わかりにくさの要因はどこにあるのか?随筆、ニュース、論説、広告、翻訳文など、伝わらない文章の具体例をあげて徹底解剖。悪文の撃退法を50の鉄則で示し、添削法を明かす。伝わる作文の作法が身につく超ロングセラー、異色の文章読本!

目次

悪文のいろいろ
構想と段落
文の切りつなぎ
文の途中での切り方
文の筋を通す
修飾の仕方
言葉を選ぶ
敬語の使い方
悪文をさけるための五十か条

おすすめコメント

不用意な語順、たった一文字の助詞のちがい、身勝手な句読点の打ち方によって、日本語は読み手に届かないばかりか、誤解や行き違いをひきおこしてしまう。すらりと頭に入らない悪文の、わかりにくさの要因はどこにあるのか? 随筆、ニュース、論説、広告、翻訳文など、伝わらない文章の具体例をあげて徹底解剖。悪文の撃退法を50の鉄則で示し、添削法を明かす。伝わる作文の作法が身につく 超ロングセラー、異色の文章読本! 【目次】 はじめに ■ 悪文のいろいろ ・わかりにくい文章 ・誤解される表現 ・堅すぎる文章 ・混乱した文章 ■ 構想と段落 ・段落なしは困る ・改行しすぎは段落なしにひとしい ・構想の立たない文章 ・構想のよくない文章 ■ 文の切りつなぎ ・長すぎる文はくぎる ・判決文のまずさ ・ニュース放送のわかりやすさ ・すぎたるは及ばざるがごとし ・歯切れのよい文章 ■ 文の途中での切り方 ・中止法のいろいろ ・長い文は読みにくいか ・「そうして結合」をつないだ文 ・連用形による中止法 ・句読法 ・接続助詞の「が」 ・悪文としての中止法 ■ 文の筋を通す ・首尾が整っていない ・省略がすぎる ・並べ方がまずい ・副詞のおさめが悪い ・助詞へのおさめが悪い ■ 修飾の仕方 ・助詞のくりかえしと省きすぎ ・並列の一方を忘れた文 ・修飾語のかかり方が乱れた文 ・どこにかかるのか、わからない修飾語 ・離れすぎた修飾語 ・長すぎる修飾語 ・はさみこみ ■ 言葉を選ぶ ・ひとり合点 ・「ように」の使い方一つでも ・引っかかるつながり方 ・無知か、慣用の無視か ・あまりにも感覚的 ・イメージがちぐはぐ ■ 敬語の使い方 ・皇室敬語の今と昔 ・敬語の三種と、そのきまり ・敬語のつけすぎ ・敬語の誤用 ・敬語の不足 ・文体の不統一 ■ 悪文をさけるための五十か条 文庫版あとがき

著者紹介

岩淵 悦太郎 (イワブチ エツタロウ)  
1905年、福島県生まれ。国語学者。30年、東京帝国大学文学部卒業。同大学助手を経て、大阪高等学校、第一高等学校、東京女子高等師範学校で教授を歴任したのち、国立国語研究所所長。国語学会代表理事、国語審議会委員として、当用漢字表の改革に貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)