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荒野に立てば 十字路が見える

出版社名 新潮社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-10-356214-6
4-10-356214-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

執筆16年に亘る大長篇を完成させ、酒場では文字通り煙たがられ、海の基地で真剣を振り回し、メキシコでビールをラッコ飲みして、また新たなる長篇小説に挑む―現代の文豪の日常は、作品以上に豪快で熱い。次々に繰り出される至言の連続に中毒読者続出。人生の滋味、エッセイの醍醐味をあじわい尽くす一冊!

目次

第1部 雪の荒れ地へ(知らない土地に迷いこむまで歩こう
また君との散歩からはじめるか ほか)
第2部 芽吹きの丘が(躰が喜んでいるんだよ
鮫などいらない釣りの日 ほか)
第3部 緑なす原野で(なんでも受け入れようと思った
雲のように生きたいと思った ほか)
第4部 燃える稜線にむかい(空とビールが一緒に飲めるぞ
いつか喚いている自分に気づく ほか)

おすすめコメント

ほんとうに生きるとは、前に進むことだ。熱き魂の伝道師による「人生の羅針盤」! 迷っている間、人はほんとうに生きてはいない。迷うのは、ひと時でいい。生きている時間には、かぎりがあるのだから――長い小説を書き終えた作家に訪れたのは、次の物語をはじめることへの不安、そして思いなやむ自分との決別だった。ページから溢れ出す至言の数々にKO必至。人生の滋味、エッセイの醍醐味をあじわい尽くす一冊!

出版社・メーカーコメント

大仕事を終えた私に訪れたのは、新しい物語を始める恐怖と、そこからの再生だった――人生の滋味、エッセイの醍醐味を堪能する一冊!

著者紹介

北方 謙三 (キタカタ ケンゾウ)  
1947(昭和22)年、佐賀県生れ。中央大学卒業後、1970年に『明るい街へ』でデビュー。1981年の『弔鐘はるかなり』で脚光を浴び、1983年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。1984年に『檻』で日本冒険小説協会大賞、1985年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。1988年から歴史小説にも挑み、1991(平成3)年『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞。2006年、『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞を受賞。2007年、『独り群せず』で舟橋聖一文学賞を受賞。2010年、日本ミステリー文学大賞受賞。2011年、『陽令伝』全15巻で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)