裕次郎
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2017年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-220739-3
(4-06-220739-7) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 239P 20cm |
商品内容
要旨 |
没後30年、日本一愛された男。『狂った果実』『俺は待ってるぜ』『嵐を呼ぶ男』『太陽への脱出』『赤いハンカチ』『夜霧よ今夜も有難う』…石原裕次郎と共に歩んだ「あの時代」の物語。 |
---|---|
目次 |
第1章 兄弟が贈った日本版ヌーベルバーグ―『狂った果実』昭和三一(一九五六)年・監督:中平康 |
出版社・メーカーコメント
2017年7月、裕次郎が52歳の生涯を閉じてから、30年を迎える。死後30年を経てもなお、彼を愛してやまないファンは数多いだろう。生粋の裕次郎ファンであり、彼の歌なら100曲以上は唄えるという東大名誉教授・本村凌二氏は、彼の「リーダーとしての側面」に注目する。「ことさら裕次郎に注目するのは、昭和史の世相の一齣を語るためではない。私には、裕次郎は稀に見るリーダーとしての資質を備えた人物である、と思えてならないのだ。それは、肝がすわっている、大局的な見方ができる、戦略的思考にたけている、などの次元ではない」・・・・・・なぜ、彼はそれほど魅力的だったのか? なぜ、あの時代に彼は登場し、最も愛され、熱狂的支持を集め続けたのか?『狂った果実』『俺は待ってるぜ』『嵐を呼ぶ男』『世界を賭ける恋』『太陽への脱出』『夜霧よ今夜も有難う』・・・・・・本村氏はその答えを探るべく、1章につき1本の映画を丹念に辿りながら、裕次郎が生きた60年代について書き下ろした。裕次郎の生き様に憧れていた本村氏があの時代を振り返るとき、読者にはこの日本に足りない「傑物」の実像が見えてくるだろう――石原裕次郎と共に歩んだあの時代の物語が幕を開ける。