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新哲学対話 ソクラテスならどう考える?

出版社名 筑摩書房
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-480-84314-2
4-480-84314-0
税込価格 2,530円
頁数・縦 318P 20cm

商品内容

要旨

「よい/悪い」に客観的な基準はあるか?人工知能は人間と同じように思考することができるのか?言葉の「意味」とはいったい何か?「知っている」とはどういうことか?そのための条件が不可避的にはらむパラドックスとは―「価値」「人工知能」「意味」「知識」をめぐる問いは現代哲学の超難問だ。もしも、ソクラテスとその素晴らしい仲間たちが今に甦って、こうした問いをめぐり侃侃諤諤議論を始めたら、どのような「対話篇」が生まれるだろうか。甦った古代の賢人たちが哲学的難問をめぐり繰り広げる知の饗宴。

目次

序 台所の言葉で語る哲学
アガトン―あるいは嗜好と価値について(アポロドロスの話
議論のはじまり ほか)
ケベス―あるいはAIの臨界(発端
ソクラテス登場 ほか)
意味と経験―テアイテトス異稿(言葉の理解のために必要な経験とは何か
意味は経験できるか ほか)
偽テアイテトス―あるいは知識のパラドックス(「この文が真であることをだれも知らない」
「自己言及」が問題ではないし、また、それを避けることもできない ほか)

おすすめコメント

よい・悪いに客観的な基準はあるか? 人工知能と人間は本当に違うのか? ソクラテスと仲間たちが甦り、現代哲学の超難問に挑む!

著者紹介

飯田 隆 (イイダ タカシ)  
1948年北海道生まれ。主に言語と論理にかかわる問題を扱ってきた哲学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。熊本大学、千葉大学、慶應義塾大学で教え、日本大学文理学部教授。慶應義塾大学名誉教授。科学基礎論学会理事長と日本哲学会会長を務めた。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)