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江戸吉原の経営学

出版社名 笠間書院
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-305-70892-2
4-305-70892-2
税込価格 5,940円
頁数・縦 362P 22cm

商品内容

要旨

多様な文化を内包する江戸の遊里・吉原。本書は従来の研究が進められてきた文化的側面を俯瞰しつつ、寺社や関係者子孫に伝わる一次資料、妓楼・遊女の情報を伝える当時の案内書『吉原細見』、遊女絵から読み取れる「紋」などの情報から経営面を実証的に検証。妓楼の経営者たちや経営実態、遊女のマネジメント、経営戦略などを読み解いていく。図版多数掲載!

目次

第1部 新しいビジネス・チャンスを求めて(吉原を席捲する尾張の経営者たち
妓楼の経営実態と営業戦略―和泉屋平左衛門を例として
妓楼の危機管理―安政大地震、幕末の混乱)
第2部 浮世絵から探る妓楼の経営戦略と文化ネットワーク(妓楼の営業政策―「契情道中双〓(ろく)見立よしはら五十三対」の初板と後板の開板年を手がかりに
妓楼の人事政策―紋から読み解く
江戸の音曲ネットワーク・システムを回した男―山彦新次郎)

著者紹介

日比谷 孟俊 (ヒビヤ タケトシ)  
1945年生まれ。1971年慶應義塾大学大学院応用化学専攻修士課程修了。工学博士、博士(文学)。日本電気株式会社基礎研究所主席研究員、首都大学東京システムデザイン学部教授、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授を経て、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所顧問。実践女子大学研究推進機構研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)