どれがほんと? 万太郎俳句の虚と実
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2018年4月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2513-0
(4-7664-2513-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 181P 20cm |
商品内容
要旨 |
虚と実のはざまにたゆたう普遍的な詩情を、卓越した言葉の芸で生み出し続けた久保田万太郎。だが、いままでは「下町の抒情俳人」と評して安んじて、他の近現代の俳句にはない万太郎俳句の「言葉の力/巧みな芸」を言葉で掬いあげることが叶わなかったのではないだろうか。だれもが感受するその特質と危うい魅力を、俳句の本質に迫りつつ、はじめて論じきった若手俳人の画期的評論。 |
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目次 |
序論 |
おすすめコメント
万太郎俳句について、同時代の俳人には見られない表現の独自性等を多面的に論じていくことで、子規・虚子以降の近代俳句とは別の系譜の可能性を明らかにする。