• 本

何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-04-106125-1
4-04-106125-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 366P 19cm

商品内容

要旨

“自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、私たちはまったく自由を感じられずにおり、逆に束縛感を覚えている。この不快な状況を打破する鍵がアナキズムだ。これは「支配されない状態」をめざす考えである。過去の思想と実践をわかりやすく振り返りつつ、現代社会の支配のルールを破戒する。『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』で旋風を巻き起こしたアナキズム研究者が放つ“無強制”の政治学。ゼロ憲法を宣言する!

目次

第1章 社会契約っていつしたの?(ぼくは毎日、過去の天気予報をみています
一票、一票って、うるせえんだよ ほか)
第2章 自由をぶっとばせ(われわれは都会の原始人だ
窃盗をするということは、奴隷を解放するのとおなじことだ 義をもってやれ!!! ほか)
第3章 革命はただのっかるものだ(動物なめんな、さあ生くぞ!
おまえが舵をとれ―バクーニンのパリ・コミューン論 ほか)
第4章 革命はどうやっちゃいけないのか(こん棒をもったサルの群れ
革命家は革命を殺す ギロチン、ギロチンでございます ほか)
第5章 ゼロ憲法を宣言する(いつも心に盗んだバイクを
孤独の歌をうたえ、やっせんぼ! ほか)

おすすめコメント

あらゆる支配を打ち破れ!最注目のアナキズム研究者が贈る無強制の政治学。 アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。民主主義社会なのに自由を感じられず、束縛感が募るのは何故か? 無強制の政治学という視点から過去の思想と実践を振り返りつつ、現代社会の支配を破戒する!

著者紹介

栗原 康 (クリハラ ヤスシ)  
1979年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科・博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(夜光社)で第5回「いける本大賞」受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2015第6位。2017年池田晶子記念「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。注目を集める政治学者である。著書に『はたらかないで、たらふく食べたい「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス、紀伊國屋じんぶん大賞2016第6位)、『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』(岩波書店、紀伊國屋じんぶん大賞2017第4位)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)