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美意識のありか 万葉のこころが育てた感性

出版社名 弦書房
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-86329-174-4
4-86329-174-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 212P 20cm

商品内容

要旨

日本人独自の感性はどこからくるのか。自然の風物が造り出す形・音・色・光と影を細やかにとらえながら、歌・童話・布地の模様などに描き出す。この美意識の源を、近代教科書の文章と挿絵に探り、どのように育まれ、受け継がれてきたのかを明快に語る画期的な一冊。

目次

1 四季の移ろい(挿絵が育てた四季の感性
人の一生
米と稲わらの文化
蝶・蜻蛉・虫の声)
2 超越する存在(「小さ子」の物語
大樹のはなし
仰ぎ見る富士・登る富士)
3 風雅のおしえ(花を待つこころ
そろったことば
洋薔薇と文明開化
月に想いを
雪月花・こころ澄むかたち
小学唱歌と童謡)
4 生活の美(生活に美を
日常の美とやすらぎ
子どもに教えた日本の模様
図案からデザインへ
文様のなかに風が吹く―コプト織と曼荼羅をこえて)

著者紹介

樹下 龍児 (キノシタ リュウジ)  
1940年、旧満州、奉天(現瀋陽)に生まれ、北九州に育つ。1964年、東京都中央区人形町に、伝統文様デザイン工房「龍事務所」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)