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バンカラの時代 大観、未醒らと日本画成立の背景

出版社名 人文書院
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-409-10039-4
4-409-10039-4
税込価格 3,520円
頁数・縦 306P 20cm

商品内容

要旨

明治という時代は、西洋文化に心酔するハイカラと自らのナショナリティを重視するバンカラの軋轢でもあった。日本国民の無意識を掬いとったともいえる大観と未醒の画業。当時の価値観に近づくことでその光と影をみつめる。

目次

はじめに―大観と未醒を「バンカラ」で括る
第1章 画壇の快男児、大観と未醒―バンカラな側面
第2章 ハイカラとバンカラ―近代を支えた両輪
第3章 バンカラ気質とは―愛国志士の系譜
第4章 バンカラな旅―明治の弥次喜多
第5章 バンカラ、世界へ雄飛―「世界の一等国に位せん」
第6章 バンカラ主義を掲げた若者たち―明治末の悲憤慷慨、武侠精神
第7章 大観と未醒の明治以降―「新日本の芸術樹立」
おわりに―大観、未醒と「日本画」

著者紹介

佐藤 志乃 (サトウ シノ)  
1968年生。公益財団法人横山大観記念館学芸員。大東文化大学東洋研究所兼任研究員。筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了、博士(芸術学)。著書に『「朦朧」の時代―大観、春草らと近代日本画の成立』(人文書院、2013、芸術選奨文部科学大臣賞新人賞)ほか、数々の横山大観展に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)