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不忍池ものがたり 江戸から東京へ

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-00-061299-9
4-00-061299-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 207P 20cm

商品内容

要旨

寛永寺の創建以来、庶民の憩いの場として発展した不忍池は、和歌、漢詩、浮世絵など、数多くの作品に描かれてきた。幕末期には、戊辰戦争の激戦地となるが、明治以降は、文化的施設が建と並ぶ欧化政策の拠点へと変貌する。江戸から現代まで、不忍池が育んだ文化の多彩な様相を、時代のなかに浮かび上がらせる。

目次

はじめに―池が生み出すものがたり
第1章 寛永寺の誕生
第2章 蓮見と料理茶屋
第3章 戊辰戦争の激戦地
第4章 「上野」の成立
第5章 近代文学の舞台として
第6章 現代の不忍池へ
おわりに―池の持っている力
少し長めのあとがき―自然と文化、過去と現在、高級感と庶民性

おすすめコメント

江戸から明治、そして現代の姿に至るまで、不忍池が育んだ文化の様相を、時代のなかに浮かび上がらせる。

著者紹介

鈴木 健一 (スズキ ケンイチ)  
1960年東京生まれ。1988年東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)