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地球46億年気候大変動 炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来

ブルーバックス B−2074

出版社名 講談社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-06-513515-0
4-06-513515-X
税込価格 1,320円
頁数・縦 334P 18cm

商品内容

要旨

隕石が絶え間なく降り注ぐマグマオーシャンの時代から全球凍結したスノーボールアース、恐竜が繁栄した超温暖化時代、そして氷期、間氷期を繰り返す、直近の260万年間にいたるまで地球の気候は激しく変動してきた。一見すると無秩序に激しく変動しているように見えるが、その変化には一定のリズムや規則性があることがわかってきた。鍵を握るのが、地球の表層における「炭素循環」と公転軌道要素の変化がもたらす「ペースメーカー」だった。最先端研究でわかった気候変動を制御する地球の「からくり」。

目次

第1章 気候変動のからくり
第2章 太古の気温を復元する
第3章 暗い太陽のパラドックス
第4章 「地球酸化イベント」のミステリー
第5章 「恐竜大繁栄の時代」温室地球はなぜ生まれたのか
第6章 大陸漂流が生み出した地球寒冷化
第7章 気候変動のペースメーカー「ミランコビッチサイクル」を証明せよ
第8章 消えた巨大氷床はいずこへ
第9章 温室効果ガスを深海に隔離する炭素ハイウェイ
第10章 地球表層の激しいシーソーゲーム

おすすめコメント

最新の惑星科学が解き明かした、驚くべき地球の気候大変動。なぜ地球の気候はかくも劇的に変化したのか? 謎を解く鍵は炭素にあった

著者紹介

横山 祐典 (ヨコヤマ ユウスケ)  
熊本市生まれ。東京大学大気海洋研究所教授。同大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻教授。海洋研究開発機構招聘上席研究員を兼任。オーストラリア国立大学地球科学研究所にて博士取得(PhD)後、アメリカに渡り、カリフォルニア大学バークレー校宇宙科学研究所、アメリカ・エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所研究員を歴任し、2002年より東京大学。The Geological Society of Americaフェロー、文部科学大臣表彰若手科学者賞、アメリカ・テネシー州名誉市民ほかなど受賞。おもな研究分野は、古気候学・同位体地球化学、地球表層システム科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)