• 本

熱帯

出版社名 文藝春秋
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-16-390757-4
4-16-390757-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 523P 20cm

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書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 熱帯

    作家生活15周年の節目の作品。
    最後まで読み終えた読者がいないという奇妙な幻の本をめぐって、ナゾがナゾをよんで迷宮をかけめぐる。
    極上のファンタジーノベルである。本の分厚さも、テンポの良い運びで飽きさせませんから、どうぞ森見ワールドの門をくぐってみてください。
    日本ファンタジーノベル大賞で鮮烈デビューして、山本周五郎賞 、日本SF大賞と次々と話題作を送り出し、「夜行」では直木賞候補になるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。いまや直木賞に最も近い旬の作家だ。

    (2018年12月23日)

商品内容

文学賞情報

2019年 第6回 高校生直木賞受賞

要旨

沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へ―!

おすすめコメント

どうしても読み終えられない本がある。その名も『熱帯』。結末を求めてメンバーが集結し、世紀の謎に挑む。

出版社・メーカーコメント

汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。 この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは? 秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。 幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!

著者紹介

森見 登美彦 (モリミ トミヒコ)  
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年「太陽の塔」で第一五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で第二〇回山本周五郎賞受賞。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第三一回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)