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鉢植えと人間

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-588-37126-4
4-588-37126-6
税込価格 4,840円
頁数・縦 268,8,5P 22cm

商品内容

要旨

古今東西、人間の暮らしは鉢植えとともにあった。アドニスの園の神話から、中世・近世の文人文化における盆山図像、中東世界の織物文様、西洋近代化以降の盆栽の表象、絵画や映画作品のなかの鉢植えの機能、さらにはオフィスの観葉植物まで―。生と死の両義性をはらむ身近な植物栽培の歴史を振り返り、その意味を総合的に読み解く初の文化史。

目次

第1部 鉢植えの文化とは何か(西洋における鉢植えの文化概観
古代日本における鉢植えの文化
中世日本における鉢植えの文化
近世日本における鉢植えの文化
近代日本における鉢植えの文化
現代社会における鉢植えの文化)
第2部 表象としての鉢植え(絵画の中の鉢植え
織物の中の鉢植え
映画の中の鉢植え)
総括 鉢植えとは何か

著者紹介

田嶋 リサ (タジマ リサ)  
神奈川県出身。法政大学、東洋学園大学ほか兼任講師。高校卒業後単身渡英、渡米。The State University of New York Rockland Community College卒業。帰国後、ラジオパーソナリティー、音楽ライター、音楽専門チャンネルVJを経て、1999年自作鉢に植栽した作品をPOPBONSAIと命名し発表、高木盆栽美術館主催BONSAIの器展入賞、第26回雅風展奨励賞受賞など2000年代を中心に活動した後、大学院での研究を開始。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士前期課程修了。法政大学大学院人文科学研究科国際日本学インスティチュート博士後期課程修了。学術博士。専門は比較文化、英語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)