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建築家ヴォーリズの「夢」 戦後民主主義・大学・キャンパス

出版社名 勉誠社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-585-23065-6
4-585-23065-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 289P 図版16P 22cm

商品内容

要旨

戦後日本の大学建築を牽引したヴォーリズ(日本名・一柳米来留)。ICU、関西学院、神戸女学院、同志社、明治学院…。戦後日本の「民主主義化」の展開の中で、日米の狭間を生きたヴォーリズは、どのような大学キャンパスをつくり、どのように学問の空間をつくりあげようとしたのか。ひとりの建築家と大学建築の歩みを軸に、戦後世界の夢と蹉跌、建築と人びとの精神、大学教育の過去と現在に迫る。

目次

第1部 ヴォーリズとキャンパス―空間を読む(ミッション建築家ヴォーリズとICUのキャンパス計画
日本で最初の学生会館―ディッフェンドルファー記念館の建設経緯
空間・時代・社会―ヴォーリズのいる場所)
第2部 大学と戦争―時代を読む(明日の大学 明日の都市―コミュニティとしての大学=都市
ヴォーリズの夢、そして大学の未来―ICU本館建替え問題の向こうに
冷戦と民主主義の蹉跌―現実と理想の狭間で
二〇世紀のリベラルアーツの歴史の中で)
第3部 ヴォーリズのことば(ヴォーリズの手紙―ある名建築家のコミュニケーション
記憶の宿る場所―稲冨昭がヴォーリズから引き継いだもの)

著者紹介

高澤 紀恵 (タカザワ ノリエ)  
国際基督教大学教授。専門は西洋史、とくに近世フランス社会史、都市史。1955年生まれ。東京女子大学卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。フランス社会科学高等研究院DEA
山崎 鯛介 (ヤマザキ タイスケ)  
東京工業大学環境・社会理工学院准教授。専門は日本近代建築史、歴史的建造物の保存活用、建築アーカイヴズ。1967年生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒、同大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。「明治宮殿の意匠的特徴とその形成過程」で東京工業大学博士(工学)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)