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小説王

小学館文庫 は18−1

出版社名 小学館
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-09-406588-6
4-09-406588-1
税込価格 759円
頁数・縦 365P 15cm

商品内容

要旨

華々しいデビューを飾ったものの、ファミレスのバイトで食いつないでいる作家・豊隆と、大手出版社の文芸編集部で働く俊太郎は、幼なじみだ。「いつか一緒に仕事を」。その約束は果たされないまま、豊隆は無収入の状況に陥り、俊太郎が所属する編集部も存続の危機にたたされる。売れない作家と三流編集者。逆境の中にあっても、互いの才能を信じる二人は、出版界の常識を無視した一手を放つ。小説の役割は終わったのか。出版不況をリアルに描き、業界の内外をざわつかせた問題作が、ついに文庫化。あなたは、傑作誕生の瞬間を体感する!

出版社・メーカーコメント

小説をめぐる熱き物語、ドラマ化! 大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束していたが、編集長の交代で、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は、社の経営状態から存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな逆境の最中、三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!? 小説の役割は終わったのか? 物語に生かされたことはあるか? 単行本刊行時、作家・編集者・書店員の方々など業界の内外をざわつかせた問題作が、ついに文庫化。 『イノセント・デイズ』で大注目の作家が放つ、小説をめぐる、男たちの熱きドラマ!!

著者紹介

早見 和真 (ハヤミ カズマサ)  
1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』でデビュー。15年『イノセント・デイズ』で第六八回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)