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基地と聖地の沖縄史 フェンスの内で祈る人びと

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-642-08345-4
4-642-08345-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 230P 20cm

商品内容

要旨

沖縄の米軍基地として接収された地域に含まれる、墓や信仰の対象となる聖地。人びとは現在も米軍の許可を得て、聖地で伝統行事を守り続ける。基地の内と外に存在する多くの神が、戦後いかに祀られてきたのかを描く。

目次

第1章 強制移転村の聖地―楚辺(米軍の上陸直後―読谷村の戦争被害
読谷村の戦後の集落移動 ほか)
第2章 基地返還地の聖地の再生と共同体(宇座の移動及び返還後の帰村
宇座の聖地の再生と継承 ほか)
第3章 墓地の中の町―北谷の聖地と郷友会(北谷町と基地の歴史
キャンプ瑞慶覧内の聖地 ほか)
第4章 基地接収と爆音被害のムラ―砂辺・戸主会と聖地(旧砂辺の概要
砂辺戸主会と自治会 ほか)

おすすめコメント

沖縄の米軍基地として接収された地域には、墓や信仰の対象となる聖地が含まれている。現在も米軍の許可を得て、聖地で葬祭や祭祀を行う沖縄の人びとは、どのように伝統行事を守り続けているのか。二〇年にわたるフィールドワークから、基地のフェンスの内と外に存在する火の神・川の神などの多くの神々が、戦後いかに祀られてきたのかを描き出す。

著者紹介

山内 健治 (ヤマウチ ケンジ)  
1954年東京都に生まれる。1983年明治大学大学院政治経済研究科博士前期課程修了(政治学修士)。1990年同大学院博士後期課程単位取得退学。現在、明治大学政治経学部教授(専門文化人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)