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事故の哲学 ソーシャル・アクシデントと技術倫理

講談社選書メチエ 695

出版社名 講談社
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-06-514524-1
4-06-514524-4
税込価格 1,815円
頁数・縦 237P 19cm

商品内容

要旨

自動運転車の事故の責任は、誰にあるのか?ドライバーなのか、設計者なのか、製造者なのか?故意、過失そして無過失の責任へ。IoTが社会をつなぎ、未曾有の巨大事故を引き起こす。極度に複雑化した人工物の事故原因は、特定不能となる。製品、制度、法人―人工物のネットワークが社会を覆うとき、技術倫理はどうあるべきか?現在進行中の問題に深く切り込む。

目次

はじめに ソーシャル・アクシデントの時代
第1章 事故を考えるための技術論
第2章 安全は科学を超える
第3章 組織・システム・制度
第4章 無過失責任の誕生
第5章 人工物の存在論
最後に 「天災」化する事故

おすすめコメント

AIが事故を起こした場合、その責任は誰に帰すのか? 開発者? 使用者? 販売者? 複雑化する技術は事故の原因を不可視化する。

著者紹介

齊藤 了文 (サイトウ ノリフミ)  
1953年奈良県生まれ。京都大学理学部ならびに文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、関西大学社会学部教授。専門は、工学の哲学と倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)