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天皇の装束 即位式、日常生活、退位後

中公新書 2536

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-12-102536-4
4-12-102536-9
税込価格 968円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

装束とは、天皇・公家・武家・高僧などの上流階級が着用した歴史的着衣をいう。歴代の天皇は、皇太子から即位式を経て天皇になり、譲位後は上皇、さらには出家して法皇となる場合もあった。そうした人生の節目ごとに装束は変化したが、個人の意思で選ぶことはなく、奈良・平安時代以来の厳格な規定に従っていた。本書は、主として中世の天皇の生涯を辿りながら、個々の装束を詳細に解説し、それらが持つ意味を明らかにする。

目次

序章 天皇の生涯とその装束
第1章 冕服で即位式に臨む
第2章 束帯で公事に臨む
第3章 御引直衣で日常生活を送る
第4章 上皇へと変身する天皇
第5章 法皇へと変身する上皇
終章 天皇にとって装束とは

おすすめコメント

過去の歴代天皇は、譲位すると上皇となり、晩年に出家して法皇となる場合もあった。天皇の生涯をたどり、装束の政治的機能を考える。

著者紹介

近藤 好和 (コンドウ ヨシカズ)  
1957年(昭和32年)、神奈川県に生まれる。國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学・広島大学)。國學院大学大学院兼任講師、千葉県銃砲刀剣類登録審査委員。専攻は有職故実(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)