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日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造

新版

NHKブックス 1255

出版社名 NHK出版
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-14-091255-3
4-14-091255-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 236P 19cm
シリーズ名 日本人になった祖先たち

商品内容

要旨

近年、DNAを分析する技術が飛躍的に発展し、古人骨の遺伝子から直接、祖先をたどれるようになった。私たち日本列島に住む人間は、どこからやってきたのか?「縄文人が先住する日本列島に、稲作技術をもつ弥生人が渡来して混血し、日本人が誕生した」という定説は正しいのか?朝鮮半島、中国、南方の人々とはどうつながっているのか?本書はこれらの問いに、最新の解析手法を駆使して答える。2007年刊行以来異例のロングセラーとなっていた旧版に、その後明らかになった事実を盛り込んで刷新する大改訂版!

目次

第1章 遺伝子から私たちのルーツを探る
第2章 アフリカから世界へ―DNAが描く新人の拡散
第3章 DNAが描く人類拡散のシナリオ
第4章 アジアへの展開
第5章 現代日本人の持つDNA
第6章 日本人になった祖先たち
第7章 南北の日本列島集団の成り立ち
第8章 DNAが語る私たちの歴史

おすすめコメント

DNA人類学の第一人者が明らかにした衝撃の事実。従来の「縄文人と弥生人の混血で日本人が生まれた」説が覆される! ロングセラーとなった初版に、革新的新技術「核ゲノム分析」による大幅な進歩の成果を惜しみなく盛り込んで、バージョンアップした完全版刊行。日本列島人の多様なルーツが今、明らかに!

著者紹介

篠田 謙一 (シノダ ケンイチ)  
1955年静岡県生まれ。京都大学理学部卒業。博士(医学)。現在、国立科学博物館人類研究部長。専門は分子人類学。日本及び周辺諸国の遺跡出土人骨のDNA分析を通して日本人の起源とアジア集団の成立史の解明を目指している。また南米アンデスの古代文明の変遷と集団の関係についての研究も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)