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名も知らぬ夫 推理小説集

光文社文庫 し47−1 昭和ミステリールネサンス

出版社名 光文社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-334-77834-7
4-334-77834-8
税込価格 968円
頁数・縦 375P 16cm

商品内容

要旨

婚期を過ぎて母とつましく暮らす市子のもとに、二十五年前に音信を絶った徒兄の圭吉が訪ねて来た。市子に昔の記憶はないが、目の前の中年男は優しく魅力的だった。ほどなく二人は一つ屋根の下で暮らし、結ばれるが、日を追って男の正体が明らかに―。巧みなプロットで読む者を引き込む表題作など、女性ならではの繊細な心理描写が光るサスペンス推理八編を収録!

おすすめコメント

女流ミステリー作家の草分けとして大活躍し、巧みな構成とリアルな心理描写で読者を魅了する傑作短編八編を収録。

著者紹介

新章 文子 (シンショウ フミコ)  
1922年京都生まれ。府立第一高女卒業後、’39年宝塚音楽舞踊学校に入学。同期に淡島千景、久慈あさみがいる。’43年に歌劇団を辞め、京都市役所に勤務。その頃から短歌や童話の執筆を始め、’48年童話集『こりすちゃんとあかいてぶくろ』を上梓。’59年には初めての長編ミステリー『危険な関係』で江戸川乱歩賞を受賞。2015年10月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)