• 本

ブルー

出版社名 光文社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-334-91273-4
4-334-91273-7
税込価格 1,870円
頁数・縦 475P 20cm

商品内容

要旨

その怒り、その悲しみ、その絶望。なぜ殺人鬼が生まれたのか。児童虐待、子供の貧困、外国人労働者。格差社会の闇に迫る、クライムノベルの決定版!新大藪賞作家が、平成に埋もれた真実をあぶりだす!

おすすめコメント

平成という時代があった。平成が始まる日に生まれ、終わる日に死んだ一人の男がいた。名は青、母親は彼をブルーと呼んだ。平成15年、青梅で教員一家5人の刺殺事件が発生。警察は次女が犯人だと推察したが、凶器に第三者の指紋があった。平成31年、多摩ニュータウン団地の空き室で男女の死体が発見される。殺された二人の子供はネットカフェ難民だったーー。平成元年に生まれた男、平成に起きた二つの殺人事件がつながっていく。平成30年間の社会や文化の変化を描きながら、現代社会の問題に迫る、クライムノベルの決定版。

著者紹介

葉真中 顕 (ハマナカ アキ)  
1976年東京都生まれ。2013年『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家デビュー。ほかの著作に、『絶叫』(吉川英治文学新人賞候補・日本推理作家協会賞候補)、『コクーン』(吉川英治文学新人賞候補)、大藪春彦賞受賞作『凍てつく太陽』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)