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日英インテリジェンス戦史 チャーチルと太平洋戦争

ハヤカワ文庫 NF 544

出版社名 早川書房
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-15-050544-8
4-15-050544-6
税込価格 990円
頁数・縦 268P 16cm

商品内容

要旨

第二次世界大戦を勝利に導いたチャーチル英首相は、敵国の秘密情報を得ることに執念を燃やした。米国の協力により日本の外交暗号「パープル」を突破し、極東情勢の急変を予見。日本が無謀きわまる太平洋戦争に突入する一方、米国の参戦によって英国は戦局を打開する―。新史料から見えた日英の情報戦の実態とは?インテリジェンス研究の第一人者のデビュー作が、最新の研究成果をふまえた大幅加筆のうえ改題・文庫化。

目次

第1章 インテリジェンスとは何か
第2章 イギリスの対日情報活動
第3章 情報分析から利用までの流れ
第4章 危機の高まり―日本の南進と三国同盟
第5章 危機の頂点―一九四一年二月極東危機
第6章 危機の緩和と英米の齟齬
第7章 対日政策の転換点―日本軍の南部仏印進駐
第8章 イギリス外交の硬直化と戦争への道

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太平洋戦争はなぜ起きたのか? インテリジェンス研究の権威のデビュー作『イギリスの情報外交』が1万字超の加筆を施し改題復刊

著者紹介

小谷 賢 (コタニ ケン)  
日本大学危機管理学部教授。専門はインテリジェンス研究、イギリス政治外交史。1973年京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。防衛省防衛研究所戦史部教官、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、防衛省防衛研究所主任研究官を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)