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TALENT WINS 人材ファーストの企業戦略

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-532-32279-3
4-532-32279-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 251P 19cm

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要旨

21世紀のグローバル社会で企業が競争優位を保つために重要な要素の一つに「人材」がある。先行きが不透明な時代には、有能で新たな発想を持った人材を活用し、彼らが才能を発揮することで、戦略が見えてくる。そんな“人材ファースト”の実践が、いま新時代の企業経営の方向性として注目されている。本書では、人材=HR(ヒューマン・リソース)の活用を経営の最重要課題として捉える「人材主導戦略」について、豊富な事例とともに実践のポイントと具体的方法について論じている。CEOとCFO(最高財務責任者)、そしてCHRO(最高人事責任者)の3者が経営の核となる「G3」、主に社内から2%ほどのすぐれた才能を探し出して活用する「クリティカル2%」などのツールの活用がポイントとなると指摘する。著者のラム・チャラン氏は世界的に著名なビジネス・アドバイザーで、ハーバード・ビジネス・スクールとノースウェスタン大学で教鞭をとる。ドミニク・バートン氏はマッキンゼー・アンド・カンパニーの前グローバル・マネージング・パートナー。デニス・ケアリー氏は、グローバルな組織コンサルティングファームであるコーン・フェリーの副会長。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年12月4日]

商品内容

要旨

今日の経営幹部の大半は、人材こそが競争優位を生みだすことを理解しているが、企業が使っている人事制度は一世代前の遺産である。それらは、将来が予測可能な環境、伝統的な仕事のやり方、レポートラインと部門で人を管理する組織のために設計されたものである。近年、仕事も組織もどんどん流動的になるにつれ、事業戦略は予測可能な向こう数年間の計画を練ることではなく、絶えず変わりつづける環境のなかで新たな機会を察知し獲得することを意味するようになった―企業は新たな手法で人材を活用しなければならない。人材が戦略を主導しなければならないのだ。世界的ビジネス・アドバイザー、マッキンゼー・アンド・カンパニー前グローバル・マネージング・パートナー、コーン・フェリー副会長の3人がタッグを組んだ21世紀企業のための人材戦略ブック。

目次

第1章 変革のツールを作りあげる
第2章 人材主導戦略を推進するため取締役会を強化する
第3章 組織の仕事を設計し、再設計する
第4章 人事部門を競争優位の源泉にする
第5章 才能ある個人を解き放つ
第6章 人材のためのM&A戦略
第7章 人材の課題に取り組む

出版社・メーカーコメント

本書を推薦します!魚谷雅彦氏(資生堂社長)伊藤邦雄(一橋大学経営管理研究科特任教授)『PEOPLE FIRST』こそ、日本企業がグローバル市場で勝つための戦略だ。――魚谷雅彦氏(資生堂社長)21世紀に勝ち残る条件は戦略ではなく人材経営だ。CEOとCFOとCHROの協働を唱えた衝撃の書。――伊藤邦雄(一橋大学経営管理研究科特任教授)★ ★ ★CEOがなすべき仕事は人材の総責任者として会社の命運を握る〈2%人材〉のポテンシャルを引き出し人材ファースト企業への移行を完遂することだ!今日の経営幹部の大半は、人材こそが競争優位を生みだすことを理解しているが、企業が使っている人事制度は一世代前の遺産である。それらは、将来が予測可能な環境、伝統的な仕事のやり方、レポートラインと部門で人を管理する組織のために設計されたものである。近年、仕事も組織もどんどん流動的になるにつれ、事業戦略は予測可能な向こう数年間の計画を練ることではなく、絶えず変わりつづける環境のなかで新たな機会を察知し獲得することを意味するようになった――企業は新たな手法で人材を活用しなければならない。人材が戦略を主導しなければならないのだ。★ ★ ★世界的ビジネス・アドバイザー、マッキンゼー・アンド・カンパニー前グローバル・マネージング・パートナー、コーン・フェリー副会長の3人がタッグを組んだ21世紀企業のための人材戦略ブック。

著者紹介

チャラン,ラム (チャラン,ラム)   Charan,Ram
世界的に著名なビジネス・アドバイザー、作家、教師、講演者として活躍、世界のトップ企業のCEO、取締役会、エグゼクティブたちに協力し、40年の実績を誇る。ハーバード・ビジネス・スクールとノースウェスタン大学で教鞭をとり、25作に及ぶ著書は世界で400万部のベストセラーとなり、12以上の言語に翻訳されている。リーダーたちにアドバイスとコーチを授けるほかに、米国、トルコ、インド、ブラジルの複数の企業で取締役を務めている。ペンシルベニア大学ウォートン・スクール、ノースウェスタン大学、ニューヨーク州クロトンビルのGEの研修センターから最高教師賞を授与された。また2005年には人的資源ナショナル・アカデミーで優秀フェローに選出された
バートン,ドミニク (バートン,ドミニク)   Barton,Dominic
マッキンゼー・アンド・カンパニーの前グローバル・マネージング・パートナー。1986年の入社以来、銀行、消費財メーカー、ハイテク産業、工業など、多様な業界のクライアントにアドバイスを授けてきた。グローバル・マネージング・ディレクターに就任する前は、マッキンゼーのアジア地域チェアマンを務め、ソウル、上海、シンガポールで12年間活躍した。資本主義の未来、長期的な価値創生、社会におけるビジネス・リーダーシップなどに関するマッキンゼーの仕事をリードしている
ケアリー,デニス (ケアリー,デニス)   Carey,Dennis
コーン・フェリーの副会長として、取締役、CEOとその直属の部下の採用を行っている。これまでにフォーチュン500のなかでももっとも成功した60社のCEOや取締役の採用とアセスメントを行ってきた。取締役会議長、CEO、Cクラスの経営幹部のためにThe Prium、CEOアカデミーなど複数のフォーラムを、また米国でもっともうまく経営されている企業のCFOやCHROのためのアカデミーを創設してきた。近著であるラム・チャラン、マイケル・ユシームとの共著『取締役会の仕事』はDirectors&Boards誌のブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。ペンシルベニア大学ウォートン・スクールでコーポレート・ガバナンスを教えており、ハーバード大学ジョン・F・ケネディ公共政策大学院とプリンストン神学校でポスト・ドクトラル・フェローシップを得た。公共・民間療法のテクノロジー関連の企業や団体で取締役を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)